米国株で継続的に配当金を得る
このサイトでは、投資による継続的な収入で『サイドFIRE』を目指していますが、私はメインの投資として『米国株投資』を行っています。
そもそも株式投資って何?という方は、こちらの記事もご覧ください。
米国株が配当金を重視した投資に適している理由として、以下のような点があります。
- 高い配当金を出している銘柄が多い
- 配当回数が多い
- 少額から投資できる
高い配当金を出している銘柄が多い
日本企業は株主優待による株主への還元を行っている企業がありますが、米国企業は配当金による株主への還元意識が高く、高い配当金を出している銘柄が多い特徴があります。
配当回数が多い
配当金の支払いは、日本株のほとんどは年1回もしくは2回であるのに対し米国株は年に4回行われる銘柄が多いことも特徴です。
「配当利回り」は年間に支払われる合計で表されますので、一概に配当回数が多いのが良いということではありませんが、安定した収入につながります。
少額から投資できる
日本株は特別なサービスを利用しない限り100株単位でしか購入することができませんが、米国株は1株単位で購入することができます。これは少額から投資を始められるという利点もありますが、配当で得た利益でこまめに株を買い増すことができるというメリットでもあります。
米国株で長期的に資産を増やすことができる!
仮に100万円を投資して、配当金により税金や手数料を差し引いて年間4%の利益を得たとします。1年後には104万円になります。そして2年目は増えた4万円を再投資して104万円を運用することで、更に1年後には108.2万円になります。…というように配当金の受け取りと再投資を繰り返していくことで、追加の資金無しで20年後には210.7万円まで増える計算になります。
グラフにするとこのような感じです。

この例は毎年安定して『4%の利益』を得ている前提であり、あくまで参考例になりますが、実際に米国株には20年、30年と「連続増配」している銘柄がたくさんあります。中には40年、50年連続増配している銘柄もあります。増配とはその名の通り配当が増えることで、逆に配当が減ることを減配といいます。
連続増配しているからといって今後の配当が保証されるわけではありませんが、何十年も継続して配当が行われており且つそれが増え続けているとなれば、投資家としては安心して株を保有できる材料になります。
さて、ここでもうひとつシミュレーションしてみましょう。先程は初期投資の100万円のみを運用した例をご紹介しましたが、もし初期投資の100万円と配当金で得た資金に、さらに毎年お小遣いをプラスして株を買い増していった場合、以下のような試算ができます。
① 初期投資100万円に年間20万円追加投資し20年運用した場合・・・
⇒794.7万円 (投資額:380万円)
② 初期投資100万円に年間50万円追加投資し20年運用した場合・・・
⇒1,658万円(投資額:950万円)
③ 初期投資100万円に年間100万円追加投資し20年運用した場合・・・
⇒2,994.3万円(投資額:2,000万円)
※税金や手数料を差し引いた利益が4%として計算
毎年20万円の運用資金を追加するには毎月16,666円、50万円追加するには毎月41,666円、100万円追加するには毎月83,333円を捻出する必要がある計算になります。
上の3つをグラフにするとこのような感じになります。

このように配当金目的の投資をコツコツ続けていくことで、長期的に資産を増やしていくことができます。
ちなみに③の例では20年後の総資産が2,994.3万円になっていますので、この4%にあたる119.8万円が年間の不労所得ということになります。
配当金目的の投資は、定期的にポートフォリオ(自身の資産構成)を見直したり、利回りが低くなってしまった銘柄を売却する判断を行ったりする必要は出てきますが、基本的には日々株価と睨めっこをする必要がなく、お金が貯まったら株を買い足していくのみですので、仕事や趣味の合間に投資することも十分可能です。
良い投資ライフを!