株式投資の始め方③【株取引の進め方】

株式投資の始め方③【株取引の進め方】

株取引の進め方

前の記事では、株取引を始めるまでの流れについて記載しました。
このページでは、いよいよ実際の株取引の流れを記載していきます。

まずは開設した証券口座のページにログインしてみましょう。
画面は証券会社によって異なりますが、トップページでは現在の資産状況や、すでに株を保有している場合は前日比・評価損益などが確認できるでしょう。
評価損益」とは、まだ確定していない損益のことです。仮に保有している株を今売却したらこの位の損益になる…という目安になります。

次に、「国内株式」や「外国株式」で気になる銘柄を検索してみましょう。
銘柄の詳細画面では、現在の株価や前日比、「チャート」や「」、配当金の有無など様々な情報を確認することができます。

チャートとは?

チャート(株価チャート)」とは、その銘柄の株価の推移を表したグラフです。

このチャートはどちらも同じ銘柄のものですが、左は「3ヶ月」、右は「10年」のチャートを表示したものです。期間を変更して、短期間の推移・長期間の推移を確認することができます。ちなみに下の棒グラフはその銘柄の取引量を表しており、「出来高(できだか)」と呼びます。
グラフの元となっている一つひとつのの縦に伸びた棒や棒から出ている線は「ローソク足」といい、株価の値動き(始値、終値、高値、安値)を表しています。ローソク足の詳細についてはここでは割愛します。

板とは?

「板」とは、現在その銘柄に入っている注文数と価格の表のようなものです。


この板を例にすると、買い注文749.3円100株749.2円400株…と続いており、逆に売り注文752.1円1,600株752.2円7,800株…という感じで入っていることが分かります。
板から分かるのはあくまで注文株数のみであり、749.2円買い注文は、1人が400株の注文を出しているのか、4人が100株ずつ注文を出しているのかは分かりません。
※日本株は100株が1単元であり、基本的に100株単位でしか売買することができません。

株の注文方法

先程のチャートや板が表示されている画面で「現物買い」を選ぶと、買い注文の画面に遷移します。
買い注文の画面では、購入する数量(口数)や価格、注文の有効期限などを設定することができます。口座の選択がある場合は「特定」を選択しましょう。

さて、ここで先程の「板」の例をもう一度見てみましょう。

もしこの銘柄を買いたい場合、現在の売り注文で一番安いのは「752.1円」なので、752.1円であればすぐに買うことができます。100株1単元なので、実際には100株を75,210円+手数料で購入することになります。
このように、価格を指定せず相場の成り行きに任せる注文方法を「成行注文(成り行き注文)」といいます。

逆に、「751.0円だったら買っても良いよ」というように価格を指定する注文方法を「指値注文」といいます。ただし、その価格で売り注文を出してくれる人が現れるまで取引は成立しません。「指値注文」は期間を指定することができ、期間内に取引が成立しなければ注文は自動的に取り消しになります。この2つの注文方法は、保有している株を売るときも同じです。

買い注文と売り注文が合致して取引が成立することを「約定(やくじょう)」といいます。「注文」の状態が「約定」になれば、株はあなたの保有資産となります。これで晴れて株主です!
株価が上がったタイミングで売却して利益を得るも良し、保有し続けて配当金や株主優待を得るも良し。

良い投資ライフを!

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